4日の日経平均株価とTOPIXはいずれも終値で史上最高値を更新した=2024年7月4日午後3時0分、東京都中央区、東谷晃平撮影

 4日の東京株式市場で、東証株価指数(TOPIX)と日経平均株価がそろって史上最高値を更新した。今年2月にバブル期を上回った日経平均に続き、幅広い銘柄を対象とするTOPIXが約35年ぶりに更新したことは、日本の株価が真にバブル期を超えたことを意味する。再び勢いづいた国内株価にとって、米国経済の先行きや過度な円安が懸念材料となる。

 年初に3万3千円台だった日経平均株価は、3月下旬に史上初めて4万円の大台にのせた。短期間で約7千円超も急騰した背景にあったのは、AI(人工知能)ブームによる、半導体関連株の世界的な上昇だった。

 ただ今回は、「半導体バブル」ともいわれた春先とは違い、一部の半導体関連銘柄の株価でほぼ横ばいが続き、輸出関連銘柄なども幅広く買われている。

 りそなアセットマネジメント…

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